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『タイ・バンコク研修レポート』

微笑の国タイ・バンコクにて株式会社日本M&Aセンター主催2008年度の国際会議が開催されました。
今回はその全日程4泊5日の海外視察の様子を皆様にご報告させていただきたいと思います。



○タイの経済情勢

タイは、1980年代後半から日本を始め外国投資を梃子に急速な経済発展をとげました。
近年では政府による外国企業の投資誘致策の推進により電子関連や自動車関連のアジアの生産拠点となり特に自動車産業については日本や欧米の主要メーカーが集中するなどアジアのデトロイトとしての地位を築いています。

なおも現在安定した経済成長を維持しており2008年度後半からは都市部の渋滞緩和などを目的とした5000億バーツ (1兆7000億円)の大規模インフラ整備事業の開始が予定されており、 このプロジェクトにかかわる企業について注目が集まっています。 


○バンコク・スワンナプーム国際空港到着

関西国際空港を飛び立って空路5時間。
タイの玄関「スワンナプーム国際空港」に到着しました。
空港に降り立ってまず驚いたのがこのスワンナプーム空港の近代的なデザインとフロアの大きさです。
きっと誰もがこの空港を目の当たりにする事だけでタイへ訪れたことへの期待感が膨らむはずでしょう。   


○国際会議

国際会議は特別セミナーと併せて滞在2~3日目の二日間にわたって開催されました。
「中小企業の後継者不足問題」は約5割の中小企業がこの問題に直面しており、 現在は事業承継の為の新法案の国会提出や事業承継ガイドラインの作成と国家を挙げてその対策に乗り出す程深刻となっています。

本会議ではM&Aを始めとした中小企業支援の具体的考察や現地講師や日本人駐在員を招いての講演等、 海外を視野に入れた幅広い支援に取り組むための内容となっていました。
翌日のパネルディスカッションでは主に私達税理士事務所が中小企業が抱える問題に対しどう積極的に取り組むかに多くの時間が費やされました。
全国の会計事務所の先生方の業務の取り組み方への熱意ある意見が交わされました。


○アマタ工業団地

滞在3日目の午後からアマタ工業団地の視察に行ってきました。
アマタ工業団地はタイ企業アマタコーポレーションが運営するタイ最大の工業団地でバンコクの南東60kmに位置する「アマタ・ ナコーン工業団地」と、そこからさらに南下した場所に位置する「アマタ・シティー工業団地」の2つの工業団地から成り立ちます。
今回は「アマタ・ナコーン工業団地」を訪問しました。 車だとバンコクから45分の場所にあり現地の方にとっても十分に通勤圏内の立地条件を満たしています。
現地担当者の話によると、アマタ工業団地の開発に伴いタイ国内の陸路が整備され、主要な空路、水路が全てバンコク東部へと移動したそうです。
これによりタイ国内での強力な物流が完成し、日本企業にとって生産基地を国外へ移す事の最大のネックであった「納期」 の問題が解消したそうです。
今では日本から受注をうけて24時間後の納品が不可能ではないとの事で、タイの経済発展を身近に感じ取ることができました。



○バンコクの街を歩いて

バンコクの街は上空にBTS(高架鉄道)が走り、 道路は溢れるほどの車とバイクの往来がありとその風景は大阪をはるかにしのぐほどの近未来的なものでした。

バンコクの伝統的な寺院を数箇所訪れたのですが、 その視界には必ずビルが映りこみ不思議な感覚を覚えました。
『伝統と経済が共存する街』そんな印象をバンコクに感じました。


○最後に

中小企業の存続を考える場合、 私達税理士事務所は今後の日本経済を踏まえた上でどのような支援をしていくべきかを考えていかなければなりません。
高齢化社会に伴い国内においてますます中小企業への雇用は見込めなくなります。
消費や生産においても中国を始めとするアジアがマーケットの中心となりつつあり中小企業にとって海外への進出はもはや必然となる時代が迫っています。
今回のタイ訪問では日本企業の海外進出の現場を見てこれら問題解決へのよりいっそうの使命感を感じました。
私達ジョイン合同税理士事務所は(株)日本M& Aセンターとの連携により企業存続という永遠の課題を中小企業経営者と共に実践していきたいと考えています。

( 野 神 )

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