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『中国・北京研修レポート』

 恒例となりました㈱日本M& Aセンター主催の2009年度国際会議へ参加して参りましたので3月17日から全4泊5日の様子をお伝えしたいと思います。 今回は昨年の大イベント北京オリンピックの舞台となった中国・北京へ行って参りました。

○ 中国の経済情勢

 中国は今や世界の工場と呼ばれ経済規模は世界4位の位置にあります。特に鋼鉄、 自動車等をはじめとする近年の中国企業躍進は周知の事実となっています。 2009年では内需拡大を目的とした2年間で国家予算4兆元もの投資によるインフラ整備等の景気刺激策が話題となっています。 一方では株価の下落や不動産市場の低迷等の不安材料を抱えている側面もあるそうです。



○ 北京へ降り立って

 降り立ったのは北京首都空港です。ホテルへはバスで45分北京市街西部の北京金融街(フィナンシャルストリート)です。 街は名前のとおり国内外の銀行をはじめ証券会社や保険会社が数多く立ち並ぶビジネス街で今回の国際会議においてはまさにふさわしい場所です。

○ 国際会議・企業視察

 
 国際会議及び特別セミナーでは現地企業からもゲストを招き中国経済の現状や中国企業のM& A事情等をはじめとする講演やパネルディスカッションが行われました。
 日本の中小企業と中国企業との関わりについて成功事例はもちろん多くありますが成功に至らなかった例について少なくは無い事もまた事実だそうです、 パネルディスカッションではそのような中国企業とのM& A成功例のお話があり中国企業との上手な付き合い方についての議論も交わされました。



 企業視察では中国のビール会社「燕京ビール」の生産工場を視察しました。 中国のビール消費量はここ5年間世界一だそうで燕京ビールはその様な中国ビール市場のトップシェアを争う大手企業です。 2008北京オリンピックではスポンサーも務めました。実際に工場中での製造過程を見学させて頂きました。
 「燕京」とは「北京」の旧称だそうで「燕京ビール」は北京市民に最も愛されているビールだそうです。 後に市内の飲食店で目にした「燕京」銘柄の多さに実に納得しました。


○ 中国の名所を訪れて


 多少ならず自由時間もあり、いくつかの中国の名所をまわる事が出来ました。
天壇公園、明の十三稜、頤和園、天安門広場と名だたる名所を訪れましたが、一番の衝撃は万里の長城でした。 もちろん写真や映像でしか見たことの無い場所だったのですが、実際の観光では「長城の上を歩く」という事がさらなる驚きでした。
 歩くといってもかなりの急斜面でものの15分で動けなくなってしまいます。 ピーク時にはこの長城の上でのすれ違いが出来なくなる程観光客が訪れるそうです。
 こうした名所を巡ることによって中国の歴史とスケールを満喫することが出来ました。


○ 最後に

 始めての中国でしたが最も印象に残ったのは関わった中国人の方々の心の温かさでした。 今回は国際会議の場ということもあり主に日本語が出来る方々と接する機会が多かったのですが、恐れずに表現すると彼らはまるで 「そこらへんの日本人」でした。彼らが日本語で話しかけてきてくれたおかげで反対に異国の地でどれほど 「言葉=コミュニケーション」が大切かを思い知りました。
 これは企業間にも同じ事が言えると思います。国際会議での講師からのお話で 「異国企業との交渉は現地の文化を把握した現地の人間が交渉をすべき」とありました。 恐らく今回関わった彼らは日本人の文化を学んだ上で私達と接してくれた事でしょう。
 「言葉と文化」日本の中小企業の海外進出にとっておそらく大切なキーワードではないでしょうか。


( 野 神 )

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