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和輪話(わ わ わ)

私たちがクライアント様向けに毎月発信している事務所レターです。
少しでも旬な情報をお届けできれば・・・と所員ひとりひとりがネタ探しに奔走!の毎日です。
お得&おもしろい情報があなたにも見つかるかも・・・一度、のぞいてみて下さい。

平成20年1月号

 

激動の一年
平成19年も残すところあと僅かになりました。
日没が早くなり一日が短く感じ師走とは上手く言ったものですね。
今年を振り返りますと、昨年以上に企業倫理(コンプライアンス)の欠如の問題が数多く発生しました。
特に食品偽装の事件が多く発生し、 有名な企業やブランドが偽装をしていたため食品業界全体が偽装をしているのではないかと思われるほどでした。
また問題が発生したときに経営者が詳細な情報を把握していなかった為にマスコミに叩かれ、 世間から批判を浴び商品の撤去等により休業や廃業になった企業が多かったと思います。
問題が発生したとき、何を一番先にすべきかを把握し、 問題解決の為にどの様なことをすべきかを常に考えて行動しなければならないと思います。
特にマスコミは、経営者が謝罪し退任するまでその追及は緩まないと思います。
次にアメリカのサブプライムローン問題により、世界の投資資金が原油や穀物等に集中し、急激な値上がりをしました。
その影響は我々の生活を直撃しガソリンや小麦をはじめとする輸入穀物が値上がりしました。
企業経営に於いても原材料の値上げによるコストアップ、 ガソリンや軽油の値上げによる輸送コストの上昇等による間接経費のアップ、これらを販売価格に転嫁しにくい状況が続き、 企業利益を圧迫しています。
しかし、シャープが堺に大規模な液晶テレビのプラント建設を発表し、 関連企業を含めると関西経済に相当な経済効果を与えるという明るい話題もあります。
今年は、企業の中でも勝ち組と負け組みがより鮮明に分かれてきていると思います。
激動の世の中を生き残るためには、 世間のニーズを察知しそれを自社の商品開発に取り入れ時代に合った経営をしなければならないと思います。
新しい年に向かって新しい経営戦略を立て、激動する世の中を勝ち抜いてゆきましょう。                       
( 福 田 )
財務指標について

先日、三菱東京UFJ銀行の方より “銀行は企業の決算書をどのように評価しているのか”という内容の話を聞かせていただきました。
これによると評価方法には大きく分けて
① 財務分析(時価評価)
② その企業の技術・業界における地位など
という2つの項目があるということでした。
さらに、評価のほとんどが①財務分析で決まるということを説明していただきました。
今回はプロパー融資を前提にした話でしたので内容は少し厳しいものに感じましたが、 話の中に出てくる用語や利用している財務指標などを聞く限りでは、銀行から融資を受けるということは“投資対象” として適格であるという評価を得なければならないことを意味していると思いました。
では今回は、話の中で出てきた財務指標のうち、有名なものを2つご紹介いたします。
(長期固定適合率は建設業の経営審査事項でもチェックしています)

≪流動比率≫ 
計算式:流動資産÷流動負債×100
企業の財務の安全性を見る指標です。
簡単にいうと1年以内に資金化できるもの(流動資産)と1年以内に支払いが発生するもの(流動負債) を比較して安全性を確認する指標です。
100%をきるということは、1年内に資金が不足するという見方をされることになります。
※投資対象として考えた場合は200%以上が望ましいとされています。

≪長期固定適合率≫
計算式:固定資産÷(自己資本+固定負債) × 100

流動比率と同様に企業の安定性を見るための指標です。
通常、建物や機械などの固定資産は投資した資金がすぐに回収できるものではなく、 数年かけて利益を上げ回収していくものです。
ということは、この固定資産が短期的な資金(流動資産・負債) で賄われているようであれば資金繰りに影響を及ぼしていること意味します。

※長期固定適合率の理想値は100%をきることです。
※中小企業庁発表の平成17年の業界別平均値は以下になっています。
建設業:59.1%  製造業:70.2%  情報通信業:39.4%
運輸業:79.9%  卸売業:56.1%  小売業:70.2%
不動産業:84.3% 飲食業:101.6% サービス業:67.7%

( 大 瀬 )
食品偽装を通して考える食品廃棄

近頃、食品の偽装表示についての報道が相次いでいます。
あくまで「偽装」なのでいけないことなのは当然なのですが、ここでは、 食品偽装を通して食品を廃棄することについて考えてみたいと思います。
食品偽装といっても2つのパターンがあると思います。
1つ目は、通常の品質の食品、悪い品質の食品を良い品質の食品だと表示するパターン。
これは明らかに嘘ですし、悪質だと思います。
2つ目は、賞味期限、消費期限を書き換えるというパターン。
これについては、若干共感するところがあります。
わたしは、学生の頃に某飲食店でアルバイトをしていましたが、食品を廃棄するときに思ったことは、
「企業の一員として期限切れの食品を廃棄することは正しいことだけど、 まだ食べられるものを捨てるということは人間として正しいのだろうか?」ということです。
企業の定めた賞味期限、消費期限は、厳密に定められているとは思いますが、その日、その時、 その場所での管理状態は必ずしも同一の状態ではないはずです。
季節によっても違うでしょうし、冷蔵庫から外に出している時間によっても違ってきます。
ということは、賞味期限、消費期限も同一ではなく延長してもまだおいしく食べられる場合もあるはずです。
決して偽装することを勧めているわけではなく元々のマニュアル自体をもっと柔軟にすればよいのではないかと思います。

環境庁の調査によると、食品の廃棄量は年間約2200万トンあると言われています。
この数字の中には食品工場や飲食店での廃棄物と家庭で出る廃棄物も含まれています。
これは、1人1日1,800kcalで生活している発展途上国での4600万人の年間食料に相当します。
そんな大量の食料を無駄に廃棄しないためにも、一般消費者が安心して食べられるような、より良いマニュアル、賞味期限、 消費期限を定めて、厳守に努めてほしいと思います。

( 長 井 )
天眼通(てんげんつう)
宮崎社長逮捕
日本の未来は画けても、私達の未来はどうなるのでしょう。
                 ~日本ミライズ社員一同~
 
「嘗味期限?」
「ええ、飴玉ですから。」

 

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