1. 事務所案内
  2. クライアント訪問日記
  3. 和輪話(わわわ)
  4. 経営情報
  5. 料金プラン
  6. プレスリリース
  7. お問い合わせ

和輪話(わ わ わ)

私たちがクライアント様向けに毎月発信している事務所レターです。
少しでも旬な情報をお届けできれば・・・と所員ひとりひとりがネタ探しに奔走!の毎日です。
お得&おもしろい情報があなたにも見つかるかも・・・一度、のぞいてみて下さい。

平成25年12月号

「モラル」
 阪急阪神ホテルズを皮切りとした有名ホテルによる食品表示偽装問題がありました。経営者の本質は窮地に陥った時に現れるのでしょう。社長の辞任表明記者会見での事、記者からの辞意を決意した理由は?との問いに対する回答は「ホテルズ1社だけではなくグループ全体の信用失墜に事が及んでしまった責任を取るため」とだけされ、そこに「お客様にご迷惑をお掛けしたため」という最も肝心な言葉はありませんでした。消費者の信頼を守る事と会社の利益、心の奥底での優先順位はどちらであったのかが伺い知れます。
さて今回の弁明、表記と異なる食材を提供した行為は意図的、故意による「偽装」ではなく社内のチェック体制の甘さ、従業員の知識不足が原因のあくまでも「誤表示」という説明でしたが実際のところはどうなのでしょうか。
"芝エビ"が"バナメイエビ"、"信州産そば"が"中国産そば"、あるいは"レッドキャビア"が"トビウオの卵"と問題となった食材はいすれもが本来の表示のものに対して原価の安いものばかりでした。これが例えば"芝エビ"の表記のものを"北海道産ボタンエビが利用されていた"であったり、"信州産そば"とだけ表記されているのにもかかわらず実際は"信州そば職人がわざわざ客前で打ちたてを提供していた"などでしたら会見の釈明もすんなりと理解ができたのですが...
やはり、コスト削減が目的の意図された偽装なのではないかと勘ぐってしまいます。
今回の件からもわかるとおり残念ながら私たち消費者側が企業に求める「信頼性」と、そして企業側が望む「会社の利益」、これらの優先は最終的に経営を行う企業側のモラルにゆだねざるをえないのです。
この飲食業界における食品表示偽装問題をお客様の信頼を裏切る行為と解釈した場合、あらゆる業界において同種の問題が起こりうる危険性をはらんでいるのではないでしょうか。
むろん我々の業界も例外ではありません。税理士事務所の業務は専門性が非常に高い事やそれが形として映らないサービス業である事もあり、お客様からはその内容が本当に正しいものかどうかの判断がつきにくい事業の一つでもあります。
私個人、今回のこの一件を目と耳にして、自分が携わる仕事との重ね合わせを行いました。意図さえ持てば阪急阪神ホテルズと同様の結果をもたらしうる立場にある事の認識をし、これからもお客様の信頼を裏切る行為は絶対に行わないという決意を改めて致しました。

世の企業経営者の方々へは信頼性を保った上での企業反映の追求を切に願います。
( 野 神 )
「相続税増税」
 ご存知の方もおおい多いと思いますが2013年度の税制改正で相続税が大幅に増税されることが決まりました。これまで関係ないと思っていた方も納税しなければならないのかと不安を感じている人も多いと思います。
今回の税制改正の大きなポイントは(1)最高税率の引き上げ、(2)基礎控除額の大幅引き下げの二つです。相続税の最高税率が従来の50%(資産3億円超)から55%(資産6億円超)に引き上げられる。ただし、税率がアップするのは、2億円超(2億円以下は従来どおり)の資産を相続する人だけでこの影響を受ける人はさほど多くはないと思います。
一方、基礎控除額はこれまでの「5000万円+1000万円×法定相続人の数」から、改正後は「基礎控除額3000万円+600万円×法定相続人の数」となります。仮に相続人が妻と子ども2人なら、これまでは8000万円までの相続財産であれば基礎控除額以下となるので相続税はかかりませんでした。ところが改正後は、相続財産のうち4800万円を超えた場合は課税対象となるため、地価の高い地域に不動産を所有する人については課税対象の範囲内に入ってくる可能性があるかと思われます。
こうした相続税増税を前に、節税を考える際は、できるだけ不動産などの資産の評価額を抑え、少しでも納税額を減らすことが対策の大きなポイントとなります。?その評価によって対策方法も異なりますので、まず始めに現状の資産の把握が重要になってきます。
まだまだ先の事とお考えの方も多いと思いますが、相続税対策は長期で行ったほうが選べる選択肢も効果も多くなりますので、不安をお持ちの方は弊社担当者までご相談ください。
( 前 川 )
「遷宮と観光」
 間もなく12月ということで、何かと気忙しい時期が近づいてきました。あとひと月ほどで一年が終わってしまうと思うと、時間が随分と早く過ぎて行ったように感じます。
さて、今年が伊勢神宮の「式年遷宮」の年であったことはよく知られていますが、出雲大社も「本殿遷宮」の年でした。
伊勢神宮は20年に一度遷宮が行われるため、「式年遷宮」と呼ばれているのに対し、出雲大社の遷宮は、その本殿の損傷具合などによりおおよそ60年程度の間隔を空けて行われるものであり、等間隔で行われるものではないため、「式年」には該当しないそうです。

   伊勢神宮と出雲大社、どちらも日本では有名な神社であるわけですが、一方は「神宮」であり、一方は「大社」と呼ばれています。では、この「神宮」と「大社」とは何が異なっているのかというと、もともと「神宮」と呼んだ場合には「伊勢神宮」を意味しており、現在では、皇室と深い繋がりのあるいくつかの神社を「~神宮」と呼ぶようになっています。
これに対し、「神宮」と同じく「大社」と呼んだ場合も、もともとは「出雲大社」または「熊野大社(島根県にある)」を意味するものだったのですが、現在においては大きな神社という広義な意味で「~大社」と呼ばれる神社が多くあります。

 何年かに一度は訪れている二つの神社ですが、伊勢神宮は昨年に、出雲大社には今年になってから参拝に行ったのですが、どちらの神社もたくさんの観光客でにぎわっていました。特に伊勢神宮は、以前から観光客は多かったのですが、その増え方は驚くほどでした。
 とはいえ、伊勢、出雲ともに新聞、雑誌、インターネットなど様々な媒体を通して「遷宮」を話題として観光客の呼び込みを行っていることを考えれば、人の多さも納得ではあります。
 参拝の後は、周りの観光名所や名物の食べ歩きなどを存分に堪能したのですが、周辺観光地への交通の便や案内が随分と便利に、また、名物とされる食べ物の種類などが増えているように思えました。
 伊勢や出雲に限らず、いろいろな地域で観光客の呼び込みのために様々な試みがなされているようです。今年が終わるまでに行ったことのない場所だけでなく、何度となく訪れた場所でも、行ってみればまた新しい発見があって楽しめるのではないでしょうか。

( 石 川 )

▲ページの先頭に戻る

税理士・大阪・会計事務所・株式会社設立・融資・助成金・節税・決算・確定申告・資金繰り

Google+